開催概要

東をどりとは – 歴史と背景

幕末に興った新橋花柳界。徳川贔屓の江戸の中、維新を前に薩長の志士を迎えました。明治になって彼らは政府の中枢、街は大きく発展します。芸の一流を街の目標に稽古を重ね芸処となります。京、大坂に在った芸者の歌舞練場に倣って、大正十四年に新橋演舞場を建設、東をどりが始まりました。戦火に焼けた演舞場、再建の復興、東をどりでは川端康成、吉川英治、谷崎潤一郎など文豪の脚本で舞踊劇に挑みました。踊りの名手、まり千代の美しい男姿が話題となり公演は大成功。楽屋口には出待ちの女学生の人垣が出来ました。芸の新橋は、一流の指導者と何より稽古に励む街の風が支えます。東をどりで、街は一つになり、綺麗な芸と粋を散りばめて扉を開きます。

日時

2018年5月24日(木)~5月27日(日) 4日間 10公演

①24日・25日は二回公演
昼の席 開場12:30 開演13:00 終演14:30
夕の席 開場15:20 開演15:50 終演17:20

②26日・27日は三回公演
壱の席 開場11:00 開演11:30 終演13:00
弐の席 開場13:10 開演13:40 終演15:10
参の席 開場15:20 開演15:50 終演17:20

会場

新橋演舞場(〒104-0061 東京都中央区銀座6-18-2)

チケット

電話予約 チケットホン松竹:0570-000-489

インターネット予約:Web松竹

 

窓口販売:新橋演舞場切符売り場・歌舞伎座・大阪松竹座・サンシャイン劇場
※サンシャイン劇場の窓口販売・お引取り時間は午後2時〜午後6時となります。

桟敷席 9,000円
一階席 7,500円
二階正面席・二階右席 6,000円
二階左席・三階席 2,500円

※学生割引:学生証をご提示頂くと当日券のみ半額で販売します。

 

演目紹介

新橋は三つの流派の家元にご指導を頂く土地柄、東をどりにも色を出せるよう総合演出を年ごとひとりの家元に委ねます。今年は西川流の左近先生が、その役割を担います。構成は休憩を挟む二幕、今回は古典をテーマとした舞台です。西川先生の談で古典は長くて退屈と思われがち、それを楽しんで頂くような工夫を凝らしたとの事です。古典とはどこかで聞いたもの、すべては退屈するので良いところを繋げたと解釈しています。新橋芸者は古典をこなす実力があるからよ、と嬉しい言葉を貰いました。そして恒例のフィナーレ、これは左近先生のお父さんが作りました。芸者衆は黒の引き着で舞台に並び、口上から観客を巻き込む手締めへ、踊りは俗曲「さわぎ」の節に乗せた東をどりの名物です。芸者衆が客席へ手ぬぐいを撒いて演者と客席が一体となり、東をどりの幕を引きます。

「古典で見せる新橋の芸」 西川左近 総合構成・演出

第一部 これが新橋長唄尽し

1. 君が代松竹梅(長唄) 尾上菊之丞 振付

若手10人による幕開きにふさわしい華やかさ、速いテンポに重厚さをのせる取り合わせの妙を狙います。

2. 雪月花(長唄) 花柳壽應 構成振付 / 花柳壽輔 指導

昭和10年初演。しっとりした雪、粋な風情の月、派手に賑やかな花という変化に富んだ舞台です。

第二部 これぞ新橋清元尽し

1. 吉田屋 (清元)  西川左近 振付

歌舞伎でお馴染みの夕霧伊左衛門の吉田屋座敷での恋のやりとり。炬燵くどきなど恋模様が見どころです。

2. 女車引 (清元)  西川左近 振付

「菅原伝授」の車引の松王・梅王・桜丸を女房の千代・春・八重で見せる。駆け出しから踊り地まで陽気で明るい舞台。

3. 幻椀久 (清元)  西川左近 振付

大正14年の東をどりが初演。豪遊の果てに身を持ち崩した椀屋久兵衛が松山太夫恋しさに物狂いを見せる踊り手の力量の要る演目です。

4. 口上 / フィナーレ  西川鯉三郎 構成・振付

昭和26年、西川鯉三郎が吉原に出向き「お宅の【さわぎ】を東をどりの舞台で踊らせてほしい」と依頼。吉原組合の正式な許可を得て、歌詞を替えて作られた東をどりの名物です。

出演者

*出演者は変更となる場合がございます。