第96回 東をどり 開催延期のお知らせ

五月下旬から秋へと開催を延期して内容の調整をしています

令和三年三月二十九日

年に一度、東京新橋組合の芸者衆と料亭が力を合わせ新橋演舞場で催します「東をどり」へ賜ります皆様方のご協力とご後援に心より感謝を申し上げます。

東をどりは新橋花柳界の芸者衆が日頃、精進して磨きます技芸を披露する場として大正14年(1925年)に始まりました。近年は五月の下旬に演舞場で四日間、10公演を催し、そこには芸者衆の踊りに点茶、料亭は食に旨酒など、花柳界の文化に触れる遊びの場となっていると自負をします。

さて、コロナ禍により中止を余儀なくされた昨年から一年を経て、コロナへの知見は増えましたが未だ根本の解決には至りません。五月の東をどりは、国や都より示された感染拡大の防止方針に照らしますとここでの開催は困難と思い至りました。
唯、コロナに対して何も分からずに中止の判断を下した昨年と違い、一年の間に培う知見を活かせば開催も叶うものと存じております。夏、暑くなり湿度が上がるとコロナが弱まるのは既に経験した事。五月の開催は取り止めますが、敢えて秋へ向けた開催の延期と伝えさせて頂きます。

新橋花柳界は今までを進取の気風で歩んできた街、秋にはこれまでの東をどりらしさをきちんと残した新たな形で開催を目指します。未だ云うには尚早ながらコロナ禍の下の開催への模索は既に始まりました。それは安心、安全を担保した上で中止ばかりの現況を打ち破るものであるべきです。詳しき日程と内容の詳細をお伝えするには未だ時間も必要、しばらくご猶予を頂きたく延期のお知らせをする次第でございます。

想いは同じく、コロナ禍の終息と皆様方のご健勝を合せてお祈り申し上げます。

東京新橋組合 頭取 岡副真吾

金龍山浅草寺本堂 大提灯「志ん橋」を奉納

日頃よりの東京新橋組合、芸者衆と料亭に賜りますお力添えに感謝申し上げます。コロナ問題の発生以来日々変化する情勢を案じ、本年 5 月開催の第96回東をどりも取り止めました。

この度、16 年振りに大提灯「志ん橋」を奉納させていただくにあたり、初回より変わらぬ芸の一流を目指し街の繁栄を祈願することに加え、今は事態の一日も早い終息と皆様方のご健勝を合わせて祈念し、奉納いたします。

東京新橋組合 頭取 岡副真吾


幕末に興り、近代化の明治に発展した新橋花柳界。それを支える東銀座から築地一帯の料亭、茶屋、芸 者置屋で構成されているのが東京新橋組合(東京都中央区銀座)です。

昭和20年3月10日未明の東京大空襲で消失した浅草寺本堂が、無事に落成を見た昭和33年(1958年)から、東京新橋組合は、本堂正面の大提灯を「志ん橋」と揮毫し、これまで8回奉納を続けています。

前回平成16年から16年振りとなる本年、改めて芸の一流を目指し、街の繁栄を祈願し、更に現況の事態終息を願い、大提灯を 9 回目として奉納いたしました。

本堂大提灯「志ん橋」に、東京新橋組合の料亭8軒、茶屋3軒、芸者46名の名も記しています。

浅草寺には、4張の大提灯が掛かっていますが、一番大きなものが 本堂の「志ん橋」大提灯です。(高さ4.5m、幅3.5m、重さ約600kg)

昭和33年から平成6年に行われた7回目の奉納までは、右上に「志」を 置き、「ん」で丸めて髭を伸ばし「橋」を左に配置する「飾文字」でしたが、 前回の平成16年より、浮世絵師・歌川広重 「浮絵浅草寺雷門之図」に描かれている江戸の昔の文字に立ち返り、江戸文字書家、橘右之吉氏が揮毫した江戸文字「志ん橋」へと替わりました。この度も橘右之吉氏の文字を継承しています。大提灯は、これまで同様、亨保15年(1730年)創業の京都の高橋堤燈株式会社に依頼、鳥取県の伝統工芸品である因州和紙を使用し、色鮮やかに改修していただきました。

写真は令和2年4月18日(土)奉納までの様子です。

写真提供:金龍山浅草寺

第96回 東をどり 開催中止のお知らせ

令和二年四月八日

日頃よりの東京新橋組合、芸者衆と料亭が催します東をどりに賜りますご協力とご後援に感謝を申し上げます。

この度、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた東京都からの方針を受けまして、予定しておりました第96回 東をどり(令和2年5月23日~26日・全十回公演 於:新橋演舞場)の中止を決定しました。

コロナ問題の発生以来、日々刻々と変化します情勢を案じながら、開催に向けて稽古等の準備を進めて参りましたが、現況では中止と判断せざるを得ません。

何の悪気もなく感染させたり、したりする見えない病魔には、東をどりの開催が感染の機会を増やす事になります。治療法が見つかり普通の病気となれば、各自の判断に委ねる事が出来ますが、現況での開催は無責任と思い至りました。

年に一度の東をどりを心待ちにして下さる方々には心底よりお詫びを申し上げ、今は事態の一日も早い終息と皆様方のご健勝を合せて祈念いたします。

東京新橋組合 頭取 岡副真吾

Shinbashi: Life in Buildings

NHK WORLD – JAPAN にて Shinbashi : Life in Buildings という番組が2021年3月2日まで公開中です。英語での放送となりますが、新橋芸者も登場いたしますので、ご興味のある方は是非ご覧になってください。

 

Shinbashi is one of Tokyo’s leading business districts. 7 train lines converge at Shinbashi Station. When you veer away a little from the transfer passage at Shinbashi Station, you will find yourself at an entrance to a labyrinth. It is a bar area with a complexity of alleyways that you wouldn’t know was inside a building. It’s a paradise where Japanese businessmen forget about their work for a while. Let’s begin a journey of stories that happen deep inside countless buildings.

御礼

第九十五回 東をどり

たくさんのご来場 誠にありがとうございました

おかげさまで 無事 千穐楽を迎えることができました

今後とも倍旧のお引き立てを賜りますよう

新橋一同 よろしくお願い申し上げます

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』- 赤坂育子

NHKの『プロフェッショナル – 仕事の流儀』で「芸者として生きるということ~芸者・赤坂育子」

https://www4.nhk.or.jp/professional/x/2019-05-21/21/3578/1669536/

初回放送 2019年5月21日 火曜 午後10時30分
再放送 翌週火曜 午前0時20分(月曜深夜・一部の地域を除く)

芸者や花柳界に興味のある方はぜひご覧ください。

東京・赤坂に、客に愛され続ける芸者がいる。花柳界の生ける伝説・赤坂育子、79歳。若手が舌を巻く色気のある舞踊、座敷を盛り上げる巧みな話術で、数々の大物たちをとりこにしてきた。細やかな気遣い、艶やかな芸は、たった1つの流儀に貫かれると育子は言う。それは“日々を、どう積み重ねるか”ということ。平成最後の「春の大宴会」で新作の余興に挑んだ育子。この道62年、芸に人生を捧げた育子の生きざまに迫る。 【出演】芸者…赤坂育子,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり