第九十八回 東をどり – 季(とき)めぐる新ばし –

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第五十二回 新橋なでしこ会 大会
開催決定!

新橋なでしこ会は東をどりの登竜門として戦後まもなく始まった、東をどりの礎とも云える大切な勉強会です。
若手が主役となって伝統的な舞踊と演奏に取り組み、先輩格の者は芸の伝承のための指導や演奏に一翼を担います。
若手にとって初めての演目、憧れの演目に挑戦することは芸の飛躍の絶好の機会であり、一同喜びをもって連日の稽古に励んでおります。 どうかその成果をご高覧いただきたく、皆様のご来場を心よりお願い申し上げます。

第九十八回 東をどり
たくさんのご来場 誠にありがとうございました
おかげさまで 無事 千穐楽を迎えることができました

今後とも倍旧のお引き立てを賜りますよう
新橋一同 よろしくお願い申し上げます

普段は一見お断りと閉ざす花柳界の門
年一度の東をどりにその扉が開きます

演舞場の舞台、芸者衆の踊りに綺麗を観て
幕間は料亭が用意する美食と旨酒
東をどりに日本を遊ぶ 

大正14年に始まる催しは
今年で98回目を迎えます

令和5年 5月21日・22日・23日
全 八回公演

東をどりに見つける日本の楽しさ

銀座に残る日本有数の花柳界、新橋をご存じですか。料亭と芸者でつくられる花柳界、そこは日本を遊ぶ場所です。唯、普段は知る人だけの閉ざされた世界、年に一度、東をどりの演舞場に新橋花柳界は扉を開きます。遊びが洗練され端正となると文化と呼ばれます。建築を造作(ぞうさく)、装飾を室礼(しつらい)、そう呼ばれるよう粋を凝らします。料理と酒は感じるままに、そこに唄と踊り、芸者の綺麗を加えて花柳界は創られました。

東をどりの三日間、新橋演舞場は劇場が料亭に替るのです。舞台に日本の綺麗を観て、幕間に楽しむ旨酒と美食、モダンな銀座で日本の素敵、文化のお祭りをどうぞ遊んで下さい。

第九十八回 東をどり 概要

第九十八回 東をどり 概要

九十八回目の開催 今年の東をどり

新橋芸者衆の踊りは三流派の家元の直弟子として直接、指導を受けます。東をどりでは年ごと、ひとりの家元に総合演出を委ねます。今年は代を受け継ぐ日本最大の流派、花柳流の若き家元、花柳壽輔がその役を担い、初めて東をどりの舞台をつくりあげます。

今年のテーマは季(とき)めぐる新ばし、二幕構成の舞台です。序幕は趣を変えた二つの踊り、西川左近、尾上菊之丞、二流派の家元が振付けて格調高く幕を開けます。休憩を挟み二幕目が花柳壽輔の振付け。春夏秋冬そして新年と巡るテンポ良き展開、花柳流の伝統、華やぎの踊りをご堪能頂きます。そして暗転に始まる東をどりならでは不偏のフィナーレへと続きます。

日程

令和5年 5月21日(日)/ 22日(月)/ 23日(火)
全八回公演

壱の回 開演11:00~終演12:30 ※22日を除く
弐の回 開演13:40~終演15:10
参の回 開演16:20~終演17:50

会場

新橋演舞場
〒104-0061 東京都中央区銀座6-18-2(MAP
電話 03-3541-2600
地下鉄「東銀座」「築地市場」駅下車

チケット
3月28日(火) 10:00より前売開始

桟敷席 10,000円
雪席(1階、2階前方)8,000円
月席(2階後方) 5,000円
花席(2階左、3階) 2,000円

※ 就学前のお子様の同伴、入場はご遠慮ください。

学額

年齢を問わず日本文化に親しんで頂くよう、学生証をご提示頂くと新橋演舞場で販売する当日券に限り各席とも半額となります。

発券

3月28日(火) 10:00より前売開始

電話: チケットホン松竹(午前10時~午後5時)
0570-000-489 / 03-6745-0888

Web: チケットWeb松竹・カンフェティ(24時間受付)

窓口販売

新橋演舞場 10:00~17:00
歌舞伎座 10:00~18:00 ※ 休演日は17:00まで
南座・大阪松竹座 10:00~17:30
サンシャイン劇場 14:00~17:00

短冊の掲示

永きに渡ったコロナ禍に街は力を合せて、料亭、芸者衆、共に廃業なく過ごしました。その終息を感じる中の今回は幕間の楽しみを再開します。花柳界に在ります様々な文化を楽しみに替えて表せるよう準備に努めています。百回目の東をどりがいよいよ近づきます。それは踊りと共に日本の文化が演舞場に集う催しにと考えております。そこに向け、引き続いてのご支援を頂ければ有難き事と存じております。

昨年は名入りの招木札をロビーに掲げ、終演の後にお渡ししました。板が重ってもいけません。今回は天紅の短冊にお名前を掲げさせて頂きます。東をどりを宜しくお願い申し上げます。

令和五年 卯月 吉日

たくさんのお申し込み
誠にありがとうございました

幕間の楽しみ

東をどりは日本を遊ぶお祭り、幕間には三日限りの大料亭となる演舞場をお楽しみ頂きます。料理、旨酒に酒肴、土産探し、東をどりの演舞場に新橋一同は心込めて皆さま方をお迎えします。

事前注文

陶箱弁当 : 6,000円 / 東京𠮷兆・新喜楽・金田中・米村

昨年の陶箱弁当
昨年の陶箱弁当 – 東京𠮷兆

古の茶人 松花堂昭乗がつくった四つ割りの煙草盆、𠮷兆の創業者、湯木貞一翁は、そこに向、口取り、煮物、飯を盛り、松花堂弁当と名付けました。ここでは四つ重ねた陶箱を松花堂に見立てます。献立は孫にあたる東京𠮷兆の湯木義夫、東京𠮷兆、新喜楽、金田中、米村の四料亭はそれぞれの持ち味を競い合い陶箱弁当の競宴となります。* 演舞場レストラン「東」でのご提供となります。

酒肴の折詰 : 3,000円 / 東京𠮷兆・新喜楽・金田中・松山・米村・わのふ

昨年の折詰 - 金田中
昨年の折詰 – 金田中

松葉串の口取り、笹巻鮨、玉子焼など、酒肴となる料理を折詰めにしました。特設カウンターで受け取って、当日、酒処に向かうもお土産にするも自在にお使い頂けます。※ 数量限定で当日販売も予定しています。

予約方法 : チケット購入後、5月17日(水)までに電話で申込み。
電話 : 演舞場サービス 0120-224ー117 (10:00~16:00)

酒処 料亭が吟味する日本酒と酒肴の場

蔵元と料亭がそれぞれに結ぶご縁から、ここだけに顔を出す銘酒もありました。木の香を感じる新桝を片手に、あれこれ選ぶ楽しさがある酒処です。酒肴は折詰の松葉串の口取り、笹巻鮨など、それぞれを小分けにしてご用意します。

泡酒処 ドン ペリニヨンブース

幕間のシャンパンに和洋が重なります。東をどりには洋の一流ドン ペリニヨンがやって来ます。

土産どころ

芸者衆の千社札、それでデザインする江戸団扇、自分自身のオリジナル千社札のご注文など遊び心に満ちたお土産をご用意。

立礼茶室

今年の新機軸。演舞場に新しく出来たスペースで料亭による点前のご披露。



注意事項

※ 紹介内容に変更がある場合があります。予めご了承をお願いたします。
※ 記載料金は、全て税込価格で表記しています。
※ 原則として、公演中止以外でのチケット、事前注文食事券の払い戻しはいたしません。
※ 本公演は政府及び東京都のイベント開催制限と、関係諸機関により策定された感染症対策ガイドラインに従い、感染拡大防止対策を講じて開催いたします。具体的な予防対策と販売座席、劇場窓口の営業時間については、チケットご購入前、ご来場前に必ず東をどり公式ホームページ、松竹ホームページにてご確認ください。体調のすぐれないお客様、感染症対策にご協力いただけないお客様には、ご入場をお断りする場合がございます。

  • 昨年の客席表はこちらをご覧ください

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】